Femto社製品用 低ノイズケーブル (CAB-LN1)
マイクロフォニックノイズ
振動、音波、摩擦や曲げ等の機械的影響により、トリボエレクトリック効果によってその結果、疑似DC~100kHzの低周波数帯においてノイズが発生する事があります。ナノ / ピコ / フェムトアンペアレベルの超低電流を測定する場合、このマイクロフォニックノイズがノイズ源になることがあります。
比較的ノイズの少ない実験環境下にあっても、ケーブルの微小な動きがノイズ問題を引き起こす原因となり、低ノイズシグナル測定ができない事があります。
1000倍のノイズ低減
FEMTO社の開発した低ノイズケーブルは、効果的にマイクロフォニックノイズを減殺するため、半導電層で製造されています。検査工程は同社のフェムトアンペアラボで行います。優れたケーブルデザインにより、従来のRG58やRG174ケーブルと比較してノイズは1000倍以上のノイズ低減を実現しています。
絶縁抵抗 >1014Ω、全数検査
低電流 / 低チャージ測定を行うには、熱抵抗ノイズを防ぐため、非常に高い絶縁抵抗が必要とされます。高絶縁抵抗は、低電流 / チャージをグラウンド(シールド)から防ぐ事が重要でもあります。CAB-LN1のケーブルは高絶縁タイプのものを採用しており、また、コネクターも超高絶縁タイプのものを使用しています。各ケーブルは出荷前に全数検査され、絶縁抵抗が >1014Ωを満たしている事がテストされます。
- ◆ リボエレクトロニック / マイクロフォニックノイズを最小化
- ◆ 1000倍のノイズレベル低減
- ◆ 高シールドな同軸デザイン
- ◆ 超高絶縁抵抗 - >1014Ω保証
- ◆ 高品質なコネクターでアセンブリ
- ◆ 選べるケーブル長さ、0.1 - 5.0m
- ・フェムトアンペアレベルの低電流値測定
- ・フォトディテクター、イオン化ディテクター
- ・高抵抗測定
- ・スキャニングプローブ顕微鏡 (STM / SPM / STS)
- ・分光
- ・ピエゾ / パイロエレクトリックトランスデューサー