ZOOM Spectra 高精度スペクトルメーター(ハイリゾルーション)
画期的な技術のSWIFTS テクノロジーに基づいたZOOM Spectraは超高解像度と組み合わせた独自の高測定速度で計測を可能にします。多波長計とスペクトラムアナライザ機能の両方で、cw, quasi-cw, 及びパルスレーザ(ECDL、DFB、DBR、VCSELんど)の微調整を行うのに正確で信頼性の高いツールです。 付属のSpectraResolverソフトウェアで、簡単にご使用のレーザのホッピングモード、サイドモード及安定性を確認することができます。
【主な特徴】
- スペクトル分解能:6GHz
- 絶対精度:1-2pm/600MHz
- 高測定レート:30,000 frame/s
- コンパクトサイズ
- ユーザーフレンドリーなソフト
- 堅牢長寿命工場内校正
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応用
- ・マルチ波長計
- ・レーザーチューニングコントロール
- ・半導体レーザーの動作波長ポイント検知及びスペクトルマッピング
- ・多波長レーザー光源解析
SWIFTS™技術とは!
レーザーの特性評価のための可視?近赤外領域での超高分解能分光器(標準0.005 nm)
SWIFTSTM(Stationary-Wave Integrated Fourier Transform Spectrometer: 定在波集積フーリエ変換分光分析)は反射や対向伝搬干渉現象に起因する定在波の直接強度検出を 利用した新しいスペクトル測定方法です。ミラーにより完全反射された光は定在波を発生させます。 この現象は光学の世界では以前からよく知られた事実ですが1892年にGabriel Lippmann(1902年ノーベル賞受賞者) により基本的な原理が確立され有名なカラー写真撮影技術として広く応用されました。 しかしこの現象は数年前まで主に写真技術領域で応用され広範なオプトエレクトロニクスで 活用される事はあまりありませんでした。2004年、ふたりのフランス人研究者である Etienne Le Coarer(Joseph Fourier Grenoble大学)と Pierre Benech(INP Grenoble)は Lippmannの アイディアをシングルモード光導波路内における定在波のエバネッセント光として捉えることにより、 センシング用のデバイスに応用できると確信しました。この新しい”検出器”は広範な波長にわたる スペクトルをフーリエ変換して静的に測定することができ、かつ一切の可動的な部品を必要とせず 非常に小型化が可能です。ここに新たなSWIFTSTM技術が確立されました。SWIFTSTM共振器は シンプルな焦点面検出器(フレーム転送:リニアCCDまたはCMOS)上で動作し、非可動、小型、 プラグ&プレイなどの特徴をもつスペクトロメータとして応用する事が可能です。
【面発光レーザーでの測定事例】 各スペクトルコンポーネントの中心波長を0.001nmの 精度で同時測定が可能。最大30kHzの高速測定が可能
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応用
- ・マルチ波長計
- ・レーザーチューニングコントロール
- ・半導体レーザーの動作波長ポイント検知及びスペクトルマッピング
- ・多波長レーザー光源解析